Bash on Ubuntu on Windows + Anaconda + Atom
Bash on Ubuntu on WindowsにAnacondaを入れてPython環境を構築した上で、
Atom上で使えるようにした。
環境はWindows10 Enterprise 64ビット
参考にさせていただいたサイトはこちら
Bash on Ubuntu on Windows(BoW)のインストール
Bash on Ubuntu on Windowsが楽しい! - Qiita
Bash on Ubuntu on Windowsの設定 - Qiita
Bash on Ubuntu on WindowsにAnacondaを入れる
Bash on Ubuntu on WindowsでTensorFlowを使うためのメモ - Qiita
Windows Subsystem for Linuxをインストールしてみよう! - Qiita
作り上げたBashをAtom上で使う
Bash on Ubuntu on Windows+Atomで開発環境を整えてみる | Linuxとかプログラミングとか。
Bash on Ubuntu on Windows(BoW)のインストール
まずはBoWのインストール、環境構築を行う。
開発モード有効化
「スタート」メニュー -> 「設定」 -> 「更新とセキュリティ」
って感じで進み、左側にある、開発者向けタブを選択。
開発者モードのラジオボタンを選択。パスワード認証を行い有効化完了。
WSL(Windows Subsystem for Linux)のインストール
「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」→Windows Subsystem for Linux (Beta)にチェック
再起動が要求されるのでそれに従って再起動。
bashの実行
スタートメニューから「bash」実行するか、
管理者コマンドプロンプトでbashと打つことによって実行開始。
「ベータ機能がなんたら」「 ライセンス条件がなんたら」
みたいな表示が出た後に、
続行するには、”y”を入力してください
と出るので、[ y ]を押し続行。
すると、Ubuntuのダウンロードが開始される。
ダウンロードが終了すると、
UbuntuのロケールをWindowsのロケール(ja-JP)と一致するようにせってしますか? 既定のロケールは en US です。 続行するには、”y”を入力してください
と出た。
もちろん日本語で使用したいので、[ y ]を入力し、続行。
その後、BoW独自のユーザ名、パスワードを要求されるので入力。
必ずしもWindowsのものと一緒にする必要はないらしい。 これで準備完了。
次回以降は、「スタート」メニューにある、 「Bash on Ubuntu on Windows」から起動することができた。
初期環境設定
ホスト名の明記
これをしないと、sudoで実行する度に、
と出て、以降の作業が名前解決の関係上すごく時間がかかる。
Bash on Ubuntu on Windows上で、
sudo sh -c 'echo 127.0.1.1 $(hostname) >> /etc/hosts'
と打つことで解決した。
リポジトリの変更
初期設定では海外サーバーにリポジトリのデータを取りに行ってしまい、通信速度が遅くなってしまうらしいので、リポジトリの取得先を日本のサーバーに切り替える。
以下のコードを入力すればOK。
sudo sed -i -e 's%http://.*.ubuntu.com%http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux%g' /etc/apt/sources.lis
ホームディレクトリの変更
デフォルトのホームディレクトリは、
C:\Users\(Widowsユーザー名)\AppData\Local\lxss\home\(Ubuntsユーザー名)
なのだが、アクセスしにくいので変更した。
sudo vi /etc/passwd
で、viを開いて、
username:x:1000:1000:"",,,:/home/username:/bin/bash
を
username:x:1000:1000:"",,,:/mnt/c/Users/username:/bin/bash
などに変更。
(この「mnt」がわからずなかなか、Windowsの中に入り込めなかった...)
ここですぐにbashを閉じない方が良い。
.bashrcなどの設定ファイルを変更後のホームディレクトリにコピーしておく必要がある。
>||
cd ~
cp -p .* /mnt/h/home/
|
のようにして、「.bash_logout」、「.bashrc」、「.profile」などを新しいホームディレクトリの配下にコピー。
bashをexitで終了させて、再度スタートメニューから「Bash on Ubuntu on Windows」を起動すれば、ホームディレクトリが変更されているはず。
メンテナンス
適宜アップデート
sudo apt update sudo apt upgrade
Bash on Ubuntu on WindowsにAnacondaを入れる
Bash on Ubuntu on WindowsにAnacondaを入れた。
まず、pyenvを入れて、そこからAnacondaを入れるという方法をとる。
pyenvのインストール
Gitは入っている前提。
git clone https://github.com/yyuu/pyenv ~/.pyenv
pyenvのパスを通す
vim ~/.bashrc
で.bashrcを開き、1番下に
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' echo 'eval "$(pyenv init -)"'
を追加。
最後に
source ~/.bashrc
と打つか、bash再起動。
Anacondaのインストール
pyenv install --list
で、最新版のAnacondaをチェックし
pyenv install anaconda2-4.3.1
などでインストール(今回は諸事情でAnaconda2とした)。
ちゃんとインストールされたかは、
pyenv versions
で、確認。
うん、ちゃんと入っているようだ。
しかし、このままだと、使用するPythonがsystem(システムにデフォルトでインストールされているもの)になってしまうので、
インストールしたanaconda2-4.3.1に環境を変更する。
pyenv global anaconda2-4.3.1
これでまた、
pyenv versions
で確認してみると、
環境が変わったことがわかる。
環境変更後は必ず、
pyenv rehash
これを実行。
1回これを忘れて、Anaconda内のPythonが使えない事態になったので要注意。
あとは、このAnacondaの環境にpipやcondaを使って必要なライブラリを入れていけばOK!!!